むし歯の進行と治療方法

こんにちは!仙台市若林区おろしまち歯科医院 歯科助手の廣島です🐈‍⬛

皆様いかがお過ごしでしょうか?

最近は雨の日が続いていましたが、ようやく梅雨が明けたと発表されたそうです!

いよいよ夏本番ですね👒☀

熱中症には注意して、夏をエンジョイしていきましょう♪

 

そして私事ですが、先日体調を崩してしまいお休みをいただいておりました💧

今はもうすっかり元気です!

改めて体調管理を徹底しようと反省しました。

食事と睡眠をしっかりとり、健康第一で頑張ります✊🏻

 

さて今回は、むし歯の進行と治療方法についてお話していきます。

むし歯は、専門用語で「caries(カリエス)」と言い、むし歯の進行具合は頭文字の「C」を用いて表されています。

 

COは、初期むし歯と呼ばれ、歯の表面がむし歯になりそうな状態を表しています。白濁(ホワイトスポット)や褐色が見られることが多いです。

この段階では治療の必要がなく、フッ素塗布などの予防処置を行い経過観察をすることがほとんどです。

 

C1は、歯の表面のエナメル質が欠けた状態を表しています。穴が開き始めていますが、しみたり痛んだりはほとんどしません。

経過観察、またはむし歯を削ってインレーという詰め物や白いプラスチック素材の材料(コンポジットレジン)で詰める治療を行います。

 

C2は、エナメル質の内側にある象牙質までむし歯が広がっている状態を表しています。しみたり痛んだりといった自覚症状が現れてきます。

詰める治療か、むし歯が大きい場合はクラウンという被せ物をして治療します。

 

C3 Pulは、むし歯が歯髄(神経)にまで達してしまった状態を表しています【歯髄炎】。神経が炎症を起こしているので、強い痛みを感じます。

この段階になると、神経を除去する必要があります。根管治療を行って根の中をきれいにしてから、クラウンを被せます。根管治療は何度か繰り返し行うため、複数回の通院が必要です。

 

C3 Perは、むし歯が歯髄まで達し、神経が死んでしまい感染を起こし、根の先に膿が溜まった状態や、一度神経を取った歯が再び感染を起こした状態を表しています【根尖性歯周炎】。自発痛、咬合痛、根の先の歯肉の腫れ、動揺などの症状が現れますが、慢性の場合は自発痛がないこともあります。

基本的には根管治療を行いクラウンを被せますが、抜歯が必要なケースもあります。

 

C4は、残根と呼ばれ、歯冠が崩壊して根っこだけになった状態を表しています。

この段階になると、抜歯となってしまうことがほとんどです。抜歯してブリッジや入れ歯、インプラントでの治療を行います。

 

むし歯は早期発見することで、治療の回数も費用も抑えることができます。

その為、当院では定期検診の受診をオススメしています🪄