虫歯になりやすいもの

こんにちは!

仙台市若林区にある、おろしまち歯科医院の星です。

日中は少しずつ暖かくなってきて

だんだん春に近づいてきました🌸

春は出会いと別れの季節といいますね。

私は3月末で青葉会を退職します。

短い間でしたがおろしまち歯科医院で多くの出会いがありました。カウンセリングに入る機会が多く、さまざまな患者さんとお話しできたことや逆に患者さんからいただく言葉に励まされたことが思い出になりました(^_^)

最後のブログではありますが、今回は虫歯になりやすいものについて書いていこうと思います!

 

その前にむし歯について☝️

むし歯は、『歯の質』『糖分』『ミュータンス菌』『時間』の4つの条件が揃った時にできます。

 

歯の表面についたプラークに親などから感染したミュータンス菌が住みつき、食べ物の糖分を分解して酸を作ります。この酸に歯が長時間さらされていると、歯の表面の硬いエナメル質を溶かして穴が開き、むし歯ができます。

また、大人と子どもでむし歯になりやすさに違いはあるのでしょうか?

大人は、24時間の中で食習慣がおおよそ出来上がっているので、だらだらと食べるということはあまりありません。しかし、子どもは親が見守っていなければ、好きな時に好きな物を好きなだけ食べてしまいがちです。『だらだら食べること』が虫歯の原因になるのです。また、子どものほうが大人よりもむし歯になりやすい理由として、乳歯はもちろん、生えて間もない頃の永久歯は、歯の質が弱いため溶けやすいということもあります。

そして虫歯予防には3歳までの食習慣が大切です。

3歳までにむし歯がある子どもは永久歯に生え変わってもむし歯になる確率が高いことが分かっているそうです。

乳歯のむし歯が永久歯に伝染するわけではありませんが、3歳までに甘い物を頻繁に口にするような食習慣ができあがってしまうと、なかなか変えることができず、後々ずっとむし歯で苦しむことになってしまいます。

おやつには野菜や果物などの自然の甘味のものにして、なるべく早いうちから人工的な甘味をあげないようにするといいですね!

 

さて、本題です☝️

どんな食べ物や飲み物がむし歯になりやすいのでしょうか?

糖分が多いもの、粘着性があるもの、長時間口に入れるものはむし歯になりやすいです。お菓子だけでなく、糖分が多く含まれている飲み物にも気をつけましょう。

 

【カステラ、ケーキ、クッキー、ビスケット】

砂糖の主成分であるショ糖は、糖類の中でも最もむし歯になりやすいです。砂糖が多く、カステラや生クリームは歯にベタッとくっつきやすいので注意が必要です。クッキーやビスケットは歯のすき間に残ってしまうので、むし歯になりやすいです。

【あめ、ガム、キャラメル】

なかなか溶けなかったり、1つ食べ終わったら、もう1つ、とついつい続けて食べてしまったり、長時間口に入れてしまいがち。

【チョコレート】

子どもが大好きで習慣化しがち。歯にもくっつきやすいので、なるべく与えないようにしましょう。

【乳酸飲料(ヨーグルトドリンク)】

健康に良いイメージの乳酸飲料ですが、意外と糖分が多いです。ベタベタとして口に残りやすいのもむし歯の原因に。

【イオン飲料】

水分補給とミネラルの補給ができるイオン飲料。ただし、糖分が多いので注意が必要です。とくに、夏場など水分補給で子どもに与えてしまいがち。発熱で汗をかいたり、食欲がなかったりする時に飲ませるのは良いですが、なんでもない時には与えないようにしましょう。

【炭酸飲料、ジュース】

コーラなどの炭酸飲料は糖分が多いです。また、100%果汁ジュースと謳われていても加糖されているものも多いです。また、果汁には果糖が含まれています。砂糖に含まれるショ糖よりはむし歯になりにくいですが、取り過ぎに注意してください。

 

普段の食事にも気をつけて定期的に歯科医院に受診しましょう!