自分に合った歯ブラシを選ぼう②

 

 

続きです(^_^)

ふつう‥適度な硬さで効率よく歯垢を除去できます。歯や歯茎が健康な方は、ふつうがオススメです。

やわらかめ‥やわらかめの歯ブラシは、歯や歯茎を傷つけず、細かいところまで届くのが特徴です。刺激が少なく、優しく磨けるので、歯茎に炎症がある方や、歯茎が過敏である方に向いています。しかし、やわらかいゆえにブラシがしなりやすいので、歯垢の除去率は、かためとふつうに比べて劣りますので、丁寧に磨く必要があります。

 

あとは、毛先の形です。

テーパード毛‥先端に向かって細くなっているのが特徴です。歯と歯茎の間(歯周ポケット)や歯と歯の間に毛先が届きやすく、歯周病ケアをしたい方、優しい磨き心地が好きな方に向いています。なお、歯周ポケットが4mm以上は、どんな形の歯ブラシでも届きませんので、歯周病の治療が必要になることもあります。

ラウンドカット毛‥一般的な歯ブラシは、毛先を丸く加工した形が多いです。毛先が丸いため、歯の面に接触する部分がテーパード毛に比べて多く、効率よく歯垢を除去することができます。

 

ブラシ部分の形です。

フラット型‥ブラシ部分がキレイまっすぐ切りそろえられています。歯の面に均等にブラシが当たるため、効率よく歯垢を除去することができます。

山切り型‥山型に切りそろえられています。歯と歯の間や、歯が重なって生えている方に向いています。場合によっては、歯茎を傷つけてしまうので磨き方には注意が必要です。

 

最後にハンドルの形状です。

太めのハンドル‥掴むところが太い歯ブラシがあります。太めのハンドルはしっかり握ることができるため、握力の弱い方、ご高齢の方に向いています。

細めのハンドル‥鉛筆を持つように持つことができ、細かい動きをすることに向いています。磨く力が強い方は、細いハンドルの歯ブラシを使うことによって、力の制限ができる場合があります。

 

おまけに、歯ブラシの交換時期です。歯ブラシは、1ヶ月に1本がオススメです。また、1ヶ月も使わずに毛先が開いてきてしまう方は、磨く力がとても強いです。磨く力が強いと、歯がすり減り、しみたり傷んだりする知覚過敏になりやすいです。

1ヶ月くらい毛先が広がらずに使えるくらいの力加減で磨きましょう(^^)

 

当院ではマイ歯ブラシ運動と題しまして、みなさんに普段お家で使っている歯ブラシを持参していただいています。どのような歯ブラシでどのくらい磨けているかがとても重要で、場合によっては、みなさんに合った歯ブラシをオススメさせていただきます(^^)定期検診のときのみですので、ぜひご持参ください。

こちらはラウンド毛フラットの歯ブラシです。