乳歯と永久歯の違い

こんばんは♪

仙台市若林区おろしまち歯科医院の星です。

 

最近、雪は降りませんがまだ寒さを感じる今日この頃みなさんいかがお過ごしでしょうか?

風邪にはお気をつけて下さい。

 

今回は乳歯と永久歯の違いついてお話ししたいと思います。

お子さんのお口の中は、日々、変化します。

子供の歯は大人の歯とは違うため、いろいろと戸惑うことも多いことかと思います。

見た目の違いはもちろんのこと、「いずれ抜け落ちるもの」と「一生使い続けるもの」という永久歯との大きな違いもあります。そんな乳歯と永久歯の違いについて知ることは、お子さんのお口の健康を守る上で、非常に重要なことです。

 

➀乳歯は虫歯になりやすい

 

乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすいです。これは歯磨きの仕方や食生活の違いに関わらず、どのお子さんにも共通して言えることです。

 

➁虫歯菌に対する抵抗力が低い

 

乳歯は、永久歯ほど成熟していないため、虫歯菌に対する抵抗力が比較的低いです。なので虫歯菌に感染しやすかったり、虫歯菌が産生する酸によって溶けやすかったりする性質を持っています。

永久歯と同じようなお手入れでは、虫歯にかかるリスクも高まります。そこで有用なのがフッ素塗布です。フッ素は歯の再石灰を促すだけではなく、「フルオロアパタイト」と呼ばれる頑丈な構造へと歯質を再構築してくれるため、虫歯に対する抵抗力を高めることができるのです。

➂乳歯の厚みは永久歯の半分

 

私たちの歯は、最も外側を「エナメル質」硬い組織で覆われ、その下に「象牙質」が存在し、最も内側には「歯髄(しずい)」と呼ばれる歯の神経や血管が分布しています。

歯の神経や血管というのは、とても大切な組織ですので、エナメル質や象牙質といったとても硬い組織が歯髄をしっかりと守ってくれています。

 

乳歯は、そんなエナメル質や象牙質が永久歯の半分の厚みしかありません。そのため、一度虫歯になると、永久歯よりも早い速度で虫歯が進行していってしまうのです。

乳歯の虫歯が見つかったら、できるだけ早い段階で治療をうけることをおすすめします。

 

 

➃乳歯はいずれ抜け落ちるもの

 

永久歯は、健康である限り、一生使い続けることのできる歯ですが、乳歯はどんなに健康でも、永久歯との生え代わりの時期を迎えたら、自然と脱落していきます。

それだけに「どうせ抜ける歯だから」と、虫歯になっても放置してしまうケースも珍しくありませんが、それはとても危険なことです。

乳歯の虫歯は永久歯にも大きな悪影響を及ぼすことがあるからです。

 

 

当院では歯が一本でも生え始めればフッ素塗布を行なっております。お子さんの早めの歯科受診をおすすめします٩( ᐛ )( ᐖ )۶