しあげ磨きのコツ2

 

お子さんが口を開けていられる時間は、「年齢の数➕2秒」と言われています。たとえば3歳のお子さんは、5秒ほどお口をあけていられます。ですので、時間以上に歯ブラシを入れていては、お子さんは歯ブラシが入ったままお口を閉じます。息苦しくなって、閉じていますので、きっとまたお口をあけてくれます。そのお口を閉じるタイミングを知っていると、歯ブラシを効率的に動かすことができ、歯磨きがしやすい状況をつくることごできます。

 

3 痛くしない

上の前歯の間に、小帯という筋があります。これは大人の歯の間にもあり、唇と歯茎をつなぐ大切な部位です。歯磨きをするときに、小帯に歯ブラシが当たると痛いです。上の前歯だけ歯磨きを嫌がる…なんてことはありませんか?小帯に歯ブラシが当たっている可能性があります。指で軽く小帯を覆い、磨きましょう。また、その他、奥歯を磨くときに口角を引っ張ってしまうと痛いです。口角は、それほど伸びる組織ではないので、口角ではなく、口角の少し内側のところ(ほっぺの内側)を広げるように指で持ち上げると、口角が引っ張られず、奥歯をのぞくことができます(^^)

言葉だけで説明を聞いてもわかりにくいですね_:(´ཀ`」 ∠):ぜひ当院の歯科衛生士にお尋ねください(^^)

 

また、お子さんの歯が生えてくる前に歯磨きの準備をすることができます。

それは、お父さんお母さんにお口周りを触られるのに慣れておくということです。

お子さんがおもちゃや衣類などをなめたり、お口に入れるようになったら、突然お顔を触るのではなく、手→腕→肩→顎→お口周りと、お口から遠い順番に、そしてどんどんお口周りに近づくようにくすぐったり、触ったりしてスキンシップをしましょう。

突然見たことのないものがお口に入るのは、怖いですよね。これは大人の人も同じだと思います。お子さんであれば、なおさら見たことないもので、お口の中を触ろうものなら泣いてイヤイヤになってしまうのは当たり前です。そして、最初から歯ブラシである必要はありません。お母さんの指のほうがお子さんは安心するかと思います。最初の歯磨きは、指にガーゼなどを巻きつけ、歯をこするように磨いてもいいのです。( ^ω^ )

少しずつ少しずつ慣れていきましょう。

また、歯医者さんにはいつ行ったらいいの?とご質問いただくこともあります。

歯医者ですので、歯が生えたら来院してOKですよ(^^)1本でも構いません。