歯磨き粉の成分

みなさん、こんにちは( ´ ▽ ` )

おろしまち歯科医院、歯科衛生士の本田です。

肌寒い季節になりましたね!私にとっては待ちわびていた季節です。夏が苦手で、はやく過ぎればいい…と思っていました(笑)タンスの中も秋物に変え、秋服を着るのが楽しみです(・∀・)

 

さて今回は、歯磨き粉の成分についてお話したいと思います。みなさん、歯磨き粉の裏面は見たことはありますか?一度くらいはあると思います。しかし、難しい名前ばかりで何がいいのか、何の効果があるのかわかりにくいですよね_:(´ཀ`」 ∠):

今回は成分についてお話していきます。

まず、歯磨き粉は、化粧品と医薬部外品に分かれています。その中でも、フッ化物が配合されているものが、医薬部外品に指定されています。

今、日本で発売されている歯磨き粉に配合されているフッ化物は

①フッ化ナトリウム(NaF)

②モノフルオロリン酸ナトリウム(Na2PO3FまたはMFP)

③フッ化第一スズ(SnF2)

(2、3の数字は小さい数字です)

の3つになります。「薬用成分」にこのどれかの表記があれば、フッ化物が配合された歯磨き粉になります(^○^)フッ化物配合の歯磨き粉は、薬用歯みがき類製造販売承認基準により「むし歯の発生及び進行の予防」または「むし歯を防ぐ」という効能・効果があるとされています。

そのほかには、

「研磨剤」プラーク(歯垢)や着色性沈着物などの汚れを落とす……無水ケイ酸 など

「湿潤剤」口腔内を適度に湿潤させる……ソルビット など

「発泡剤」歯磨き粉を口腔内に拡散させ、汚れの除去を助ける……ラウリル硫酸ナトリム など

「粘結剤」成分の分離を防止し、適度な粘性を与える……カルボキシメチルセルロースナトリム など

「香味剤」使用感を爽快にする……香味、サッカリンナトリウム など

「保存料」変質を防ぐ……パラベン など

そして「薬用成分」医薬部外品の歯磨き粉に疾患予防のために配合されている……フッ化物 など

このような成分が配合されています。お口の中を清潔に保つために助ける成分がいくつも配合されていますね。決して、身体に害があるわけではありませんし、害が出る量は配合されていません。歯磨き粉を使わないという方もいらっしゃるのですが、このような効果があり、歯周病やむし歯を防ぐ(なりにくくする)ためにありますので、ぜひ使っていただけたらと思います。

当院でも、受付の横の棚に歯ブラシや歯磨き粉、その他たくさんの商品を販売しています。

もしどれを使っていいかわからないときは、定期検診を担当した歯科衛生士に聞いてみてください(^-^)あなたに合ったものを選びますよ★