みなさんこんにちは!
仙台市若林区おろしまち歯科医院の
衛生士の平野です🍀
9月に入り、涼しい日も増えてきましたね!
気づけばあっという間に夏が
終わってしまいましたね💦
*
今回は身体に必要な栄養素の一つ
マグネシウムについてお話します!
[マグネシウムとは]
成人の体には25gのマグネシウムが
存在し、そのうち50〜60%が骨に
残りの40%が筋肉や脳、神経などの
軟部組織に存在しています。
食品として摂取したマグネシウムは
主に小腸で吸収され、腎臓で排出されます。
腸管ではビタミンDによって吸収が
促進されます。
[マグネシウムとカルシウム]
マグネシウムはカルシウムと
深く関わっています。
マグネシウムは補酵素として300種類以上の
酵素の働きを助けており、生命維持に
必要なさまざまな代謝に関与しています。
特にエネルギーの産生には深く関わっており、
糖質、脂質の代謝経路やタンパク質の
合成に関係しています。
カルシウムとマグネシウムは
互いに相対しながら協働しているため、
体内のカルシウムが、多くなり過ぎると
マグネシウムがそれを抑え、
反対にマグネシウムが多くなり過ぎると、
カルシウムがそれを抑える働きをします。
たとえばカルシウムは筋肉を弛緩させます。
これにより、私たちの体はスムーズに
動いているのです。
カルシウムとマグネシウムの理想の比率は
2:1または1:1とされています。
このバランスが崩れると体がスムーズに
動かなくなります。
骨や歯の健康のためにカルシウムを
摂取しようと、乳製品を積極的に
摂る方は多いと思います。
しかし、牛乳に含まれるカルシウムと
マグネシウムの比率は11:1😵
チーズは33:1と、カルシウム側に
偏っており大変バランスが悪いのです。
カルシウムの多く含む食品を摂取するときは
マグネシウムの摂取も欠かさないように
しましょう!
[主な働き]
マグネシウムはどのような働きを
するのでしょうか?
●骨を強くする
骨の形成時はカルシウムがリン酸カルシウム
となって沈着します。
マグネシウムには沈着作用を
調整する働きがあります。
●心臓血管系疾患や糖尿病を予防する
カルシウムと拮抗して筋収縮を
コントロールし、血管を拡張させたり
血小板の凝集を抑えたりして血管系疾患を
予防します。
またタンパク質の合成や
リラックス効果を高める働きもあります。
マグネシウムが不足すると
不整脈や虚血性心疾患、動脈硬化症の
リスクが高くなります。
長期的な不足では骨粗鬆や心疾患、
糖尿病など生活習慣病のリスクを
高める働きがあります。
[多く含まれる食品]
・あおさ、わかめ、のり、ココア、ナッツ類、
干しエビ、大豆類・・・などに多く含まれます。
*
普段の食事でマグネシウムの
多く含まれる食品を摂取したり、
マグネシウムは皮膚からも
吸収されるのでマグネシウム入りの
入浴剤などを使うのも効果的です♩
(硫化マグネシウム入りのもの🛁)
ミネラルは体内での吸収が
悪いので、このような製品を
取り入れるのも一つの手段ですね✨🤗