みなさんこんにちは!
仙台市若林区おろしまち歯科医院の
衛生士の平野です🍀
連日、猛暑が続いていますね💦
今年の夏は気温も高い上に
湿度も高くじめじめしてる
のが特徴らしいですね(゚∀゚)💦
確かに毎日じめっとしていて、
日陰にいてもバテてしまいますね💦
湿度が高いと汗が蒸発しづらく
体温が下がりにくいので熱中症に
より注意が必要ですね!🌞
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先日、ネットニュースで
<インドで7歳男の子の口内から
526本の歯が見つかり、手術が成功した。>
というニュースがありました。
インドの英字新聞の報道によると、
ご両親は3歳頃から右下あごの腫れに気づき、
他の医療機関に連れて行ったこともあったが、
落ち着いて検査を受けられるようになるまで
様子を見ていたところ、腫れが
大きくなってきたため歯科大学病院を受診したそう。
口内では、腫瘍のようなものが大きくなって
永久歯の成長を妨げていたそう。
X線やCTスキャンで撮影し、
歯原生腫瘍のひとつ「複合性集合型歯牙腫」と
診断されたそうです。
歯牙腫は歯を形成する硬組織
(エナメル質、象牙質、セメント質)の一部
または全部のものが増殖してなる歯原性腫瘍です。
10から20代に多く、
下の奥歯の下にできることが
多いとされています。
痛みが出ることが無く、
増大するといわれています。
発育するにしたがって周辺の歯を
圧迫したりする恐れがありますので
摘出する必要があります。
歯牙腫は集合性歯牙腫と複雑性歯牙腫が
あり、今回のインドの男の子は
集合性歯牙腫で526本の歯を
摘出したそうです!!
526本は凄いですよね(´⊙ω⊙`)!!
小さな歯の赤ちゃんのようなものが
たくさん詰まっていたんですね!!
今回のような症例はなかなかないかも
しれませんが、歯牙腫のような
「歯原性腫瘍」は他にもあり、
歯牙腫より頻度が高いもので
エナメル上皮腫という腫瘍があります。
腫瘍の一部あるいは大部分が嚢胞のように
なっていることもあります。
エナメル上皮腫も痛みが伴うことは
ほとんどなく、数年かけて大きくなり、
腫瘍が大きくなることで
顎の骨まわりが膨らんだようになったり、
それに伴い顔貌が変化したりします。
歯牙腫もエナメル上皮腫も
顎の骨の中にできる腫瘍です。
口内を見ても確認出来ない腫瘍の為、
レントゲンを撮影し、初めて発見される
場合がほとんどです。
今回のニュースを読んで改めて
虫歯のチェック、歯周病の進化のチェック
だけではなく、レントゲン撮影は
とても大切な検査だと感じました!
今回、お話したニュースを
ネットで検索して頂くと、
男の子のパノラマレントゲン写真を
見ることもできますので、
気になった方は見てみて下さい☺️