歯周病と骨粗鬆症

みなさん、こんにちは!

仙台市若林区おろしまち歯科医院の

衛生士の平野です。

6月になり全国的に暑い日が続いて

いますね💦

日中と朝晩の気温差が激しいので

体調管理には気をつけたいですね!

こんなに暑くて梅雨は来るのでしょうか?笑

↑6月は「みんなでアジサイを作ろう!」という

キッズイベントをやっています!

みんな上手!🤩✨

今回は歯周病と骨粗鬆症について

お話しします!

歯周病と深い関係のある病気のひとつに

骨粗鬆症があります。

骨粗鬆症とは骨ができる速さよりも

吸収 される速度が早くなることにより、

骨に小さな穴が沢山空いてしまう病気です。

骨の密度が無くなり、骨が脆くなってしまうので

背骨の歪み、痛み、さらに少しの衝撃で

骨折する恐れもあります。

骨折は一般に強い力が骨に加わった場合に

起こりますが骨粗鬆症の場合は、

普通の日常生活の活動の中で骨折を

引き起こすことがあるのです。

骨折による痛みや障害はもちろん、

大腿骨や股関節の骨折はその多くが

「寝たきり」につ ながります。

日本では高齢女性を中心に年々増加しています。

自覚症状のない未受診者を含めると

1200万人とも言われています。

なぜ高齢の女性に多いのでしょうか?

骨は正常時は常に骨を作る細胞と

骨を壊す細胞によって形成・吸収がバ ランスよく

行われ、古い骨を壊し新しい骨を作り

一定の量を保っています。

元々、男性より、女性の方が骨量が少ないので

症状が出やすいことと、

高齢の女性の場合、エストロゲンという

ホルモンの産出量が急速に低下します。

このエストロゲンが骨を作る細胞の活動を

高めている為、エストロゲンの低下により

骨粗鬆症を引き起こしやすくなります。

また、骨粗鬆症の要因とし てあげられるのが、

運動不足、カルシウムを不足、

動物性たんぱくの過度の摂取、

ビタミンDの不足、

過剰なアルコール摂 取、喫煙などです。

骨粗鬆症はお口の中にどういう影響を

及ぼすのでしょうか?

歯は歯槽骨という骨によって支えられています。

骨粗鬆症になると、歯槽骨がスカスカになります。

すると歯が抜けやすくなったり、

歯周病の進行も早くなってしまいます。

また骨粗鬆症の治療薬で

ビスフォスフォ ネート系の薬剤が

使われるのですが、この薬の副作用として

抜歯やイン プラントの歯科手術後に、

顎骨骨髄炎(顎の骨が腐る病気)を

引き起こす場合があることがあります。

そのため、この薬を服用している人は

歯を抜く事ができなくなってしまう可能性が

あります。

骨粗鬆症の方は、より一層虫歯、歯周病の予防が

大切です。

・定期的な歯科健診とクリーニング、

・カルシウムの多い食事、

・適度な運動

・また日光浴をすると

骨を丈夫にするビタミンDが作ら れます☺︎