こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 臼井です。
「世界がもし100人の村だったら」という本をご存知ですか?
アメリカの大学教授が作成したメールの内容をもとに、日本では翻訳家の池田香代子さんによって2001年に書籍化され、当時非常に話題になった本です。
世界の実態がとても分かりやすく子どもたちにとっても読みやすくて理解しやすいこともあり、20年以上経った今でも教育現場やTV番組など様々な場面でテーマとして用いられたり、引用されることも多い作品です。
2025年3月に発売された「ワークショップ版・世界が100人の村だったら(第7版)」では最新データが収録されているという記事を目にして、10年以上前に一度読んだことがあった臼井も、少しずつ本に興味を持ち始めた臼井家の子どもたちと一緒に読んでみたいと思って、第31刷と現在でも重版されている元の本を購入して久しぶりに読んでみましたが、当たり前だと思っていた自分たちの状況が、世界的に見るととても恵まれている環境であることなどを知ってみんな驚いていました。
そこで今回は、日本におけるお口の実態を、厚生労働省が5年ごとに行っている<歯科疾患実態調査>の令和6年のデータを元に「日本がもし100人の村だったら」という視点でまとめてみました。

日本には1.2億人の
人がいますが
もしもそれを
100人の村に縮めると
どうなるでしょう。
100人のうち
永久歯がむし歯になったことがある人は、87人います。
そのうち9歳までに永久歯がむし歯になったことがある人は、4人。
20歳までに永久歯がむし歯になったことがある人は、48人います。
全てのむし歯の治療が完了している人は59人で、28人の人には未処置のむし歯があります。
むし歯になったことがない13人のほとんどは9歳未満の人です。
51人の人が何かしらの原因によって歯を失った経験があります。
そのうち45人に補綴物が入っていて、
31人の人にブリッジ、
19人の人に部分入れ歯、
6人の人に総入れ歯、
3人の人にインプラントが入っています。
80歳で20本以上の歯が残っている8020を達成している人は、61人います。
令和4年の調査では、51人でした。
歯周ポケット(深さ4ミリ以上)を有する人が、47人。
そのうちの35人が6ミリ未満のポケットを有しており、
残りの12人の人は、6ミリ以上の歯周ポケットを有しています。
フッ化物を応用したことがある人は、70人。
そのうち歯科医院でフッ化物を塗布したことがある人は、25人。
フッ化物洗口をしたことがある人は、4人。
フッ化物配合の歯磨剤を使ったことがある人は、61人です。
毎日歯を磨く人は97人いて、
15人が1日1回、
51人の人が1日2回、
31人は1日3回以上歯を磨いています。
歯や口の状態について気になることがない人は、58人。
それ以外の42人の人は、何かしら気になることがあります。
歯が痛い人が3人。
歯がしみる人が7人。
歯茎が痛い人が2人。
歯茎が腫れている人が3人。
歯をみがくと血が出る人が6人。
噛めないものがある人が、6人。
飲み込みにくい人が1人。
口が渇く人が、4人。
口臭があると感じる人が、5人。
物がよく挟まる人が17人います。
63人の人が、歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやデンタルフロスといった歯間清掃用具等を用いて歯や口を清掃しています。
63人の人が、過去1年間に歯科検診を受診しており、
そのうち、55人の人が歯科医院で歯科受診を受けています。
こうしてまとめてみると、分かりやすいですね。
今回の数値は、令和6年の<歯科疾患実態調査>のデータだけをまとめていますが、過去の同調査の結果と比較したり、推移を見てみると分かってくるお口の傾向もあるので、いずれその辺りもお伝えしたいと思います。