歯みがきを毎日頑張ってるのにむし歯ができた❗️❓

こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 臼井です。

歯科医院を訪れる方が抱えているお口の問題で最も多いのがむし歯歯周病であることは、今では多くの方に知っていただいていると思います。

そして、歯科を受診してまず確認させていただくことが、現在の歯みがきの状態(一回にかける時間や頻度)、そして治療を行なっていく上で指導させていただくのも、歯みがきの仕方やポイント。そして一連の治療が終了して定期検診にお越しいただいている方に、歯科衛生士が確認したりアドバイスするのもやっぱり歯みがきについて。

むし歯や歯周病を防ぐには、「結局、歯みがきなの❓」と思った方は←「結局、〜」をクリックの上、2021年最後のブログをご覧ください。

今回は、

「それは分かっているし、だからこそ毎日欠かさず歯みがきは行っているし、歯磨き粉もいろいろ試して良さそうなものを選んで使っているよ。なのに、検診で歯医者に行ってチェックしたらむし歯ができてるって言われた…。ほんとに歯を磨いていればむし歯や歯周病は防げるの❓」

と、歯みがきに対して、もしくは歯医者に対して不信感をお持ちの方がいらっしゃったらチェックして頂きたいのが、

今お使いの 歯ブラシの状態

今では、非常に多くの形状や材質の歯ブラシが販売されています。自分にはどれが合うのか、今の歯ブラシでしっかり磨けているのか。などのご心配もあるかもしれませんが、そのあたりについては、おろしまち歯科医院スタッフブログを遡っていただくと、歯ブラシを選択するポイントや補助用具について書かれた記事もあるので、ぜひ気になる記事を読んでみてください。

ここでお伝えしたいのは、歯ブラシはどの形を使うかよりも、どの様な状態のものを使っているかが大切。ということです。

どんなに時間をかけて一生懸命毎日磨いていても、歯と歯の間(歯間部)や、歯の根元(歯頸部)にプラーク(歯垢)が残っていれば、むし歯や歯肉の炎症は生じることになる。

逆に言えば、時間をかけたり、そこまで念入りに磨いていない様でも、残りやすい部位のプラークが適切に除去できていればむし歯や歯周病を十分予防することができる。ということです。

もちろん、むし歯でも、歯周病でもプラーク(歯垢)だけが要因になるわけではなく、加えて唾液の量や質、身体の免疫力や、様々な力の加わり方など多くの要素が重なって生じる疾患ではありますが、根本的な原因であるそれぞれの原因菌の増殖を防ぐことが、予防において最重要であることは確かであると言えます。

長くなってしまいましたが、今回伝えたいことは要するに歯ブラシは1ヶ月程度を目安にこまめに新しいものに交換しましょう。というシンプルなことです。

そんなこと

と思った方は、ご自分の歯ブラシをチェックしてみてください。もしくはいつ変えたか思い出してみてください。

・コンスタントに1ヶ月くらいで交換して、毎日歯磨きを続けている方で、それでもむし歯になった方は歯科医院で磨き方をチェックしてもらいましょう。

・1ヶ月以上使っているけど、まだ歯ブラシがキレイな方はもう少し頑張って磨きましょう。

・1ヶ月くらい使っているけど、まだ使えるし毎日しっかり磨いているよ。という方、

左の状態になっていたら、どんなに磨いていても磨けていない可能性が高いです。この状態の歯ブラシでしっかりと磨こうとすると、かなり面倒で時間も必要であり、通常通りの磨き方では困難であることは、実際に写真の状態になるまで使ってみての臼井の実感です。

右の新しい歯ブラシに変えると、かける時間も煩雑さも半分以下になりました。

ぜひ、歯ブラシを新調して、新たな一年を気持ちよくスタートしてくださいね☝️