咀嚼と健康

みなさん明けましておめでとうございます🌅

仙台市若林区にあるおろしまち歯科医院

歯科衛生士の田中です!

 

 

 

私は今回も年末年始、実家に帰省しました!

実家に帰ってダラダラするのが1番いいですよね✨

今年はガキ使が無かったのが残念でしたが…

そしておいしい食事をすること!やっぱり家族が作るご飯は1番おいしいですね👍

 

 

今回は【咀嚼】についてです!

 

現代人は、昔と比べ噛む回数が少なくなってきているんです!女王・卑弥呼の時代(弥生時代)の人びとは、1回の食事に約4000回も噛んでいたといいます。それが江戸時代には半分以下になり、戦前までは大差なかったのですが、戦後50年間でさらに大幅に減少、現代人が1回の食事で噛む回数は、約600回といわれています。

 

では噛む回数が少ないと今後影響があるのか!?

 

例えば

顎が小さくなり、歯並びが悪くなる。唾液の分泌が少なくなり、消化吸収が悪くなる。などがあります。

 

 

咀嚼(かむこと)でどんな効果があるのか!?

 

咀嚼することの効用               ①栄養素の吸収を助ける

 

②胃腸の働きを促進する

 

③食物本来の味がわかり、おいしく味わえる

 

④顎骨や咀嚼筋に刺激を与え、正常な成長・発育を促進させる                    幼児期から小児期によくかまないと、大人の歯が生えるスペースが確保できず、不正咬合を引き起こし、虫歯や歯周病、顎関節症を発症させる要因となる。

 

⑤唾液の分泌を促進する

 

⑥肥満の予防                  よくかんで食べると満腹中枢が刺激され、食物の摂取量が少なくなり、さらにインスリンの分泌も低下することが報告されている。

 

⑦脳の活性化                  よくかんで食べることは、脳血流量を増加させ、脳を活性化する。

 

⑧その他                    最近の研究では、咀嚼機能を維持している高齢者は、そうでない高齢者と比べると、バランス機能が高いことが報告されている。高齢者はバランス機能、平衡機能が低下して転倒しやすく、骨折などするとらそのまま寝たきりになることが多い。なので、よくかむということは寝たきりの予防や食事を楽しむことにつながり、高齢者の自立やQOL(生活の質)が高まる。

 

 

 

 

 

ちなみに、こんな言葉があるのご存知ですか?

噛むことの大切さを考える目的として発足した(日本咀嚼学会)でこの標語を紹介しています。

【ひみこのはがいーぜ】

ひ 肥満防止

み 味覚の発達

こ 言葉がハッキリ

の 脳の発達

は 歯の病気を予防

が ガンの予防

い 胃腸の健康

ぜ 全身元気に

 

 

 

ただ食事するだけでなく卑弥呼の時代のようによく噛んで食べる習慣を身に付けましょう!