銀歯が取れる理由

 

こんにちは!仙台市若林区おろしまち

歯科医院、歯科衛生士の本田です(^O^)

 

お正月のお休みが終わり、通常診療に

戻っています。このお休みの間に、銀歯など

詰め物が取れた人はいませんか?

 

しみたり痛んだり、症状がなければ

幸いですが、もし症状があるようでしたら

かかりつけの歯科医院が診療開始するまで

待つのではなく、早めに診療を開始している

歯科医院を受診していただいたり、休日

診療をしている歯科医院の受診なども

していただいて構いません。そちらで、

かかりつけ医がありますとお伝えいただくと

応急処置をしていただけると思います(^^)

 

今回は銀歯などの詰め物が取れる理由(原因)

についてお話しします。

①むし歯

むし歯ができると銀歯と歯の間に隙間ができ、

銀歯が取れてしまいます。定期的に検診に

通っていただき、レントゲン写真などお撮りして

おくと、部分的な詰め物の銀歯であればむし歯が

見つかることもよくあります。被せ物ですと、

レントゲン写真では被せ物が白く写るので

なかなか見つかりにくいこともあります。

②セメントの劣化

詰め物は、専用のセメントによって歯につけて

います。セメントは溶け出すという認識は

あまりないかもしれませんが、毎日唾液と食べ物

にさらされ、溶け出してしまいます。そこから隙間

ができ、外れてしまったり、むし歯になり、取れて

しまうのです。セメントも日々進化し、以前に

比べると質の良いものにはなってきていますが

それでも、保険内で使用できるセメントは

弱いものになります。

③歯ぎしり、くいしばり

普段の食事で、セメントが壊れることは少ないと

されていますが、歯ぎしりやくいしばりには

かないません。食事中に銀歯が取れてしまうのは

偶然であることも多く、実際は今までの歯ぎしり

やくいしばりにより銀歯がたわみ、

外れてしまうのです。

前に通っていた歯科医院で、何個も銀歯を

入れたが、何回も外れてしまうので、そこの

歯科医院との相性が悪いとおっしゃる方が

いらっしゃいますが、お口の中を見てみると

歯の先端がすり減り、下顎の内側が盛り上がり

(骨隆起)、歯ぎしりやくいしばりをしている

ことがわかり、それらによって、銀歯がたわみ、

外れやすい状況になっていたということも

あります。

④強い衝撃

何か強い衝撃を受けたとき、例えば、

顎を強打し、上下の歯が強くぶつかってしまった

ときなどは、顎の力も制御できず、強い衝撃に

よって銀歯が外れてしまうこともあります。

⑤キャラメルやハイチュウなどの粘着性の強い食べ物

粘着性の強い食べ物によって、引っ張られて外れる

こともあります。

 

続く