唾液の働き

 

こんにちは!仙台市若林区おろしまち歯科医院、歯科衛生士の本田です(^o^)

薄手のアウターでも外に出られる季節になりましたね♪来院される患者さんの服装で、毎日の気温をだいたい把握しております 笑 近場であれば、アウターはいらないですね。しばらく天気の良い日が続くそうです♪( ´▽`)

 

さて今回は、唾液の働きについてお話ししていきます。先日、唾液検査シルハのお話をしました。どのうような検査で、何かわかるのかというお話しでしたが、今回はそもそもの唾液についてです。

 

お口の中が潤って、食べ物を噛めて、飲み込むことができるのは、唾液のおかげと言っても過言ではありません!唾液が全くないことを想像してみてください、私の想像ですが、きっとお口の中がくっついて開かないと思うんです( ゚д゚)

まず唾液は、健康な成人で、1日約1リットル〜1.5リットル分泌されています。ペットボトルなどで考えてみると、びっくりする量ですね。飲み込んでいるので、そのくらい分泌されていても特に何も感じていないです。

唾液の働きは、考えてみるとなんとなくわかるものも多いです。

まずは、潤滑・粘膜保護です。唾液があることによって、細菌による刺激や感染、話すときにのどや舌が滑らかに動かすことができます。

次に、自浄作用です。1日に1リットル〜1.5リットルも唾液がでていることで、お口の中の細菌や食べ物のカスを洗い流してくれます。

そして、そんなのもあるの?と驚く働きがあります。

緩衝能です。お口の中は、実は中性に保たれています。糖質を含む食事をすると、お口の中は酸性に傾きます。お口の中が酸性になっていると、歯が溶け出します。これがむし歯の最初の状態です。この酸性になった状態をまた中性に戻してくれる働きを緩衝能といいます。1日の中で、歯は毎日溶かされ、また元に戻るというのを繰り返していて、このバランスが崩れる=ずっとお口の中が酸性に傾いているとむし歯になりやすいのです。これを防いでくれるのが唾液の大事な働きです。(°▽°)

しかし、この大事な唾液も、寝ているときは、起きているときと比べてかなり分泌が抑えられ、充分な働きを発揮しません。

そのほかに、季節、年齢、性別、持病、服用薬によっては、唾液が少なくなる方もいらっしゃいます。

唾液をたくさん出すためには、まずは食べ物をよく噛むこと!噛むことで唾液が分泌されます。さらに、唾液マッサージもおすすめです。唾液が主に分泌される、耳下腺、顎下腺、舌下腺を指で押したりグルグル触ったりして刺激します。人によっては、それだけで、お口の中でじわ〜っと唾液が分泌されるのがわかるという方もいらっしゃいます。

唾液が多いことは、むし歯や歯周病の予防にもつながるんですね!♪( ´▽`)

また詳しいお話は当院の歯科衛生士が担当いたします。