お口の中の菌

 

 

みなさん、こんにちは(^^)

おろしまち歯科医院、歯科衛生士の本田です。

あっという間に今年も2ヶ月をきりました。

はやいですね〜!毎年毎年この時期に

同じようなことを↑言っている気がします 笑

 

さて今回は、お口の中の菌についてお話していきたいと思います。

みなさん、自分のお口の中の菌は見たことがありますか?最近では、歯科医院でも顕微鏡を使って簡易的ではありますが、検査しているところが増えています。そして当院も行なっています(^ ^)

まず、お口の中の菌のことなんて考えたこともない!という方のほうが多いかもしれません。残念ながら、お口の中には限りませんが、ヒトの身体には様々な菌がいて、その中でもお口の中は菌の種類や数が多いところになります。

菌という言い方をすると、あまり身近な感じがするような、しないような…ということで、別の言い方をすると、歯垢になります。

歯垢というと、歯についている汚れですよね!そうです、あれが菌の塊なのです_:(´ཀ`」 ∠):

またまた他の言い方をするとバイオフィルムとも言われます。歯垢が溜まって、歯の表面に膜を作った状態です。しかし、これは歯ブラシでは落ちません。歯科医院にある専用の機械で落とすことができます。専門用語とも言えますが、今はこの呼び方も浸透してきているのではないでしょうか。

むし歯や歯周病は、菌の感染で起こる感染症の1つです。歯周病にいたっては、生活習慣病の1つとしても考えられるようになりました。歯周病は、歯周病により歯茎に炎症が起き、歯の表面から歯茎が剥がれていき、歯茎の下にある顎の骨をも溶かしていく病気です。基本的には、全身の体調や免疫力の状態、歯垢が取れていればすぐに進行するわけではありません。(個人差があります)

むし歯は、歯垢が溜まっただけで起こる病気ではありません。むし歯は一体どういうことなのかというと、歯が溶けること、崩壊することをさします。むし歯菌は、食物に含まれる糖質を栄養源に、酸という物質を産生します。その酸が歯を溶かし、やがて歯の質が崩壊すると穴が空きます。これがむし歯です。甘いものでむし歯になるというイメージが強いと思いますが、甘いものは糖質が多いということでむし歯菌が酸を産生しやすい、多く産生するという点でむし歯に”なりやすい”だけで、糖質を含む食物として考えると、ご飯やパン、麺類など主食となるものも糖質が含まれています。食事回数が多い、間食が多い、食べている時間が長いことは、食べている物も関係はありますが、基本的にむし歯になりやすいということです。

菌をメインにお話ししましたが、むし歯や歯周病がどのような病気なのか、どうしたら予防ができるのかを知っておくといいですね(^ ^)