歯肉炎と歯周炎の違いって知ってますか?

みなさんこんにちは!仙台市にあるおろしまち歯科医院歯科衛生士の山道です🤗

 

みなさんは歯肉炎とか歯周炎てテレビ等で聞いたことはありますか?なんとなく聞いたことはあってもなかなかこのふたつの違いまではわからないですよね🤔

このふたつの大きな違いは歯を支えている歯が溶けているか溶けていないかなんです😳

 

歯周病は自覚症状がないまま少しずつ、そして確実に進行していく病気です。

歯肉炎→歯周炎と症状が進行していくと病名が変わるのです。

 

歯肉炎とは…

歯周病の初めの段階ではまずプラークが歯の表面についていることによって、歯ぐきが赤く腫れて炎症を起こしたり、歯磨きで出血する等の症状があります。

この段階での改善方法は、プラーク、歯石を落とすことです。

プラークは歯ブラシで落とせますが、歯石になると歯ブラシでは取れないので定期的に歯科医院で除去する必要があります。

ただし歯石になっていなくても時間の経ったプラークは少しずつ固く厚くなるので早めにプラークを取り除かないと歯ブラシでもなかなか取り切れないこともあります。

 

歯周炎とは……

歯ぐきが腫れたり、出血するだけでなく、プラーク、歯石によって歯を支えている顎の骨が溶かされたために歯がグラグラと動いてきたり、独特の強い口臭がしてきたり、膿が出たり、歯肉が下がり歯が長く出っ歯に見えるような症状が多々出てきます。

歯周炎になると、歯を支える骨が溶けてしまうので「歯周ポケット」が深くなりプラークがより溜まりやすくなり、普通の歯磨きではプラークを取り除くことが出来なくなります。

歯科医院で歯周治療を行わなければ症状が悪化し、最終的には自然と歯が抜けてしまいますので注意が必要です!

 

違いが分かっていただけたでしょうか?🤔

歯肉炎の段階では普段のしっかりと汚れが取れている歯磨きとクリーニングで改善が見られることが多いですが、進行してしまった歯周炎に関してはなかなかすぐには治らないので根気強く治療して行く必要があります😢

定期検診に通っているから……歯石取りをしているから歯周病は安心!!!と思っているそこのあなた!

歯周病の予防の基本はお家でのしっかりとした歯磨きです!!

これが出来ていないとクリーニングに来ていても安心は出来ません。基本的にこちらでのクリーニングはお家では取り切れない汚れの除去なので普段から汚れていてはそれは予防とは言えません。

「お家での歯磨きでプラークの除去」

「歯科医院でのバイオフィルムの除去」

「歯科医院での歯石除去」

この3つができて初めて予防と言えるのです🤗