酸蝕歯について

皆さん、こんにちは!仙台おろしまち歯科医院の南野です︎☺︎

あっという間に、ゴールデンウィークになりましたね。皆さん、事故、怪我ないようにお過ごしください🌱

さて、今回は、段々夏が近づいてきたのもありますので、酸蝕歯について書いていこうと思います。

皆さんは、「酸蝕歯」という言葉知っていますか?

例えば、炭酸の強い飲み物を飲むと歯が溶けるとかって聞いたことないですか?

近年、虫歯、歯周病に次いで第3の歯科疾患として注目されています😨

2015年に東京で行われた調査によると、約4人に1人が酸蝕歯になっているという結果が出たそうです。

こう見ると、割合が多いことが分かります😱

ここで、1度虫歯と酸蝕歯の違いについて見ていきましょう( ¨̮ )

むし歯とは、ひとことで言うと酸によって歯が溶かされる病気のことです。
チョコレートやキャラメル、アメなどのお菓子に代表される砂糖を含む食べ物とむし歯には、
とても深い関係があります。
むし歯の原因となるのは、「ミュータンス菌」という細菌です。
この細菌は、口の中に砂糖が入ってくると、活発に働いて歯垢をつくります。
そして、歯垢の中で酸をつくります。むし歯は、この酸によって歯が溶かされる病気です。

 

酸蝕歯とは、虫歯ではないのに、飲食物の酸などによって歯が溶ける(炭酸飲料や、柑橘類の果汁、健康にいいとされている酢も含まれる)、歯の着色や損耗によって見た目が悪くなる、噛み合わせが悪くなる、放置してると虫歯になりやすくなったりします。

酸蝕歯の特徴は、冷たいもの熱いものが染みる、ペンライト等で照らすと歯の1部が透ける、歯の表面にツヤがない等々様々な症状があります。

酸蝕歯が厄介なところは、健康や美容にいいとされているものが原因となってしまうことです。ダイエットのため黒酢の原液を朝晩飲んでいたり、手の甲のシミを薄くしようと、グレープフルーツを1日2玉食べていたりする、健康や美容への意識が高い人ほどなりやすい傾向があるという。これからの季節、熱中症対策にスポーツドリンクをよく飲む人も注意が必要になります。

酸蝕歯を予防するには、歯磨きが有効です。フッ素が入っている歯磨き粉を使ったり、炭酸飲料などの酸性度の高い飲み物を長い時間口の中にためない、ストローを使ったりして、歯への接触を避けるのも有効です。酸性度の高い飲食物を口の中に入れたら水でうがいをする、食後にガムを食べて唾液をたくさん出すことで、お口の中の酸を中和したりします。

中々、炭酸飲料などを控えるのは難しいとは思いますが、予防しつつ歯磨きを頑張っていき、上手く付き合っていきましょう😬