みなさんこんにちは!
仙台市若林区おろしまち歯科医院の柴田です。
気づいたらそこら中で桜が咲き始めましたね🌸
裏のおろしまち神社はそろそろ満開を迎えそうです!
散り始めるまえにお花見を計画したいです☺︎
今回のブログは歯周病とメタボリックシンドロームについてお話しします!
メタボとよく呼ばれて最近よく聞くメタボリックシンドロームですが、どのような病気なのかというと、
肥満が原因となり、動脈硬化性の病気、生活習慣病になるリスクが高まっている状態を表します。(高血圧、高血糖、脂質異常など)
歯周病とメタボリックシンドローム、この二つの病気は関係なさそうで共通点があります。
それは、自覚症状が乏しいことや、改善するためには生活習慣を変えるなどの行動変容を必要とすることです😕
また、加齢とともに病気にかかる人が増えることも挙げられます。
メタボリックシンドロームは脂肪細胞が肥大化したことが炎症のトリガーとなり、慢性的な炎症状態が続き、脂肪細胞の悪玉化につながります。
これに対して歯周病は、歯周病菌がトリガーとなり、慢性的な炎症状態が続き、歯周組織の破壊につながります。
このような点も2つの病気が似ているところですね!
また、歯周病、メタボリックシンドロームどちらかの病気を持つ人は、もう一方の病気も併せ持つのかを調べた研究があります。
その研究結果では、歯周ポケットがあり歯周病になっている人は、肥満、高血圧、高血糖、高中性脂肪が高い傾向にあることがわかったそうです。
さらに、メタボリックシンドローム指標がすべて基準値内の人を歯周ポケットがあるか、ないかでグループ分けをして、四年後にもう一度メタボリックシンドロームの評価したところ歯周ポケットありのグループはメタボリックシンドローム指標が悪くなっていたことがわかったそうです。
このような研究結果からも、歯周病とメタボリックシンドロームがなんらかの関係がありそうなことがわかりますね🌱
さらに、歯周病は脂肪組織の増加にも繋がることが挙げられます。
歯周病により、歯を失ってしまったり、残っている歯が少なくなると、特に中年期の場合は食事のバランスが崩れ、結果的に必要以上のエネルギーを摂取してしまうことにつながります。
そのため、歯周病は間接的に内臓脂肪を増やすリスクを高めてしまうことが考えられますね😨
歯周病とメタボリックシンドロームはまだ関係性がわかっていないこともありますが、2つの病気を別々には考えず、規則正しい生活習慣を意識してより長く、お口を含めた身体全体の健康を考えていきたいです🤗