こんにちは。
仙台市若林区おろしまち歯科医院 歯科医の臼井です。
交流戦を首位で迎えた楽天イーグルス☝️逆転勝ちが期待できる今年は、毎試合最後まで目が離せませんね!応援してます!!
さて、今回はおなじみ歯磨きについてのお話です。
ポイントになるのは、プラーク(歯垢)。
専門的には少しおおざっぱな言い方ですが😅
このプラークこそが、ムシ歯や歯周病の原因なんです。
ん?以前のブログで臼井は、ムシ歯や歯周病はそれぞれに原因菌がいて、その細菌を増やさない事が予防につながるって言ってたんじゃない?
と思われる方がいたら、熱心に読んでいただいてありがとうございます🙏
もっとこまめに更新するよう頑張ります。
プラーク(歯垢)は、食べかすではなく、細菌の塊。
つまり、「プラークをしっかりと除去する事」=「細菌を減らす、増やさない」という事になります☝️
「プラークコントロール」という言葉は、今では歯磨きペーストのコマーシャルでもお馴染みになりましたが、
要するに、
歯磨きでプラークをしっかりと除去しましょう!
ということです。
歯医者さんに行くと結局、「こまめに歯磨きをしましょう」「歯磨きをもっと頑張りましょう」って言われるんだよね。自分なりに頑張って磨いてるのにしつこいよね〜。
という方もいらっしゃるかと思います。
私も同じ事を繰り返し言われたり、言わなくてはいけないのが苦手です😓
子供の頃には、言葉や態度には出さない方でしたが、心の中では「もう分かったからいいよ!」となってしまう事がよくありました。
でも、それだけ繰り返し言われたり、教えられることには訳があるということを42歳になった今では、ようやく分かるようになりました😁
歯を磨いているのに、また「歯磨きを頑張りましょう」といわれる理由。
それは、、、
歯が磨けていないから。
単純にそれだけです。
つまり、「歯磨きをしていること」と、「歯が磨けていること」とは違うということです!!
さて、歯磨きをする時には、歯磨剤、ペーストはいりませんよ☝️
というお話を聞いたり、記事を目にした事のある方もいらっしゃるかと思いますが、
このお話も、言いたいことは同じ事。
歯磨きペーストを使うことで、実際には磨けていなくても、口の中はさっぱりするので何となく磨けている気がしてしまい、せっかく毎日歯磨きをしていても、不十分な清掃状態で満足してしまっているかもしれませんよ。
という事ですね。
また、泡立つタイプの歯磨きペーストの場合は、しっかりと鏡をみながら磨いていても、ブラシの当たる場所や、当たり具合が見えなくなってしまう事も歯磨剤を使用する事のマイナス点としてあげられます。
一方で、歯磨きペーストの成分には、プラークを分解して除去しやすくしてくれたり、炎症を抑えて歯茎を引き締めてくれたり、知覚過敏を抑制してくれたり、お口の中をさっぱりさせてくれたり、
種類によって様々な効果を発揮してくれるものが沢山ありますよね。
歯磨きをして口の中がさっぱりする事が悪いことではありませんし、補助成分が全てムダなものな訳ではなく、なるほど便利だなというものも。
特にフッ化物については、今では多くの歯磨きペーストに配合されており、歯を強くする効果は、毎日使い続ける事でより発揮されます👌
色んな味がある事で、子供達も歯磨きを受け入れやすく、習慣にする事に繋がりやすいというメリットも大きな事です。
大切なことは、
歯磨きペーストを使うか、使わないか。
どっちが正しいのか?
ではなく、
歯磨きペーストを使おうが、使うまいが、
歯磨きをする事で、プラーク(歯垢)がしっかり除去出来ていればいいんです!!
逆に、
歯磨きをしていても、プラーク(歯垢)がしっかり除去出来ていなければ意味がないんです!!
ということで、次回はプラークをしっかりと除去する方法をおさらいしてみようと思います。