お口ぽかん(口腔閉鎖不全症)って?②

 

みなさんこんにちは!

仙台市若林区おろしまち歯科医院の柴田です。

暖かい日が続いていて、過ごしやすいですね🌷

スーパーにはもういちごが並べてありますが、今年はいちご狩りに行って摘みたてのいちごを食べてみたいです😋

 

 

 

今回のブログは、先週の平野さんの記事に引きつづき「お口ぽかん」の口腔閉鎖不全症について書かせていただきます🌱

前回の調査結果から口呼吸症候群を疑われるお子さんの割合が、少なくないことがわかりました!

また、その調査結果から学童期(6歳~12歳)の期間でお子さんたちの口呼吸症候群の原因や症状が多様化されている可能性があることが挙げられました。

学童期の口呼吸症候群は大きく分けて7つに分類されます。

1、口唇閉鎖不全(唇に締まりがない、日中よくお口を開けているなど)

2、鼻と喉(鼻がつまりやすい、のどが痛むことがあるなど)

3、飲食習慣(一回の食事量が少ない、早食い、柔らかい食べ物を好むなど)

4、口臭

5、捕食と咀嚼(くちゃくちゃ音をたてて食べる、食べてる時に口を閉じない)

6、歯と歯ぐき(歯石や着色しやすいか、歯ぐきがよく腫れるか)

7、唇の乾燥(唇がカサカサしているか、キレやすいか)

この中でも口腔閉鎖不全が一番重要度が高く、ほかの症状との関連が高いといわれています。

お子さんたちの場合、身体の成長に合わせてさまざまな機能が発達、獲得していくことが必要です。

乳歯が全て生え揃う2~3歳頃までには咀嚼の動きはだいたい完成されます。その後、前歯が永久歯に変わり、6歳臼歯が生えはじめる6歳前後までにはお口の中の噛み合わせが安定してきます。

しかし、噛み合わせが安定してきて咀嚼機能が発達、獲得するにはタイムラグが出てきてしまいます。そのため、お子さんたちの口腔機能は必ずしも正常ではない可能性があるんです。

また、口腔閉鎖不全につながりやすい歯並びの悪くなる理由の一つとして、日常生活の中で無意識に行なっている習癖が原因に挙げられます。

例えば指しゃぶりを例に挙げると、指しゃぶりを続けることにより、出っ歯になりやすくなります。出っ歯になると歯並びや、お口を閉じる力を減少させる原因になります。

それによって口呼吸や、お口の中の炎症を引き起こすことにつながってしまうのです。

このような負の連鎖を断つためにも習癖をなくしていくことが大切ですね!

 

また口腔閉鎖不全を予防するためには、口唇、頬、舌などをバランスよく鍛えていくことが必要です。お口の周りの筋肉を鍛えるアイテムは様々あります👏

例えば厚生労働省で認可を受けた「りっぷるくん」と「りっぷるボタン」というものです!

りっぷるくんは口唇閉鎖力を測定するもので、りっぷるボタンはお口の周りの筋肉を鍛えるものです。

「お口ぽかん」が気になる方はぜひチェックしてみてください😊

年齢が小さい頃から予防をしておくことで、大人になってからのお口のささいなトラブルの連鎖を防ぐことにも大きな役割を果たします!

 

より長くお口の健康を保っていく一歩として、「お口ぽかん」の改善に努めていきたいですね🌱