キシリトールについて

こんにちは😊仙台市若林区おろしまち歯科医院の庄子です🌷やっと暖かくなってきましたね☀️朝と夜はまだまだ冷えるので暖かくして過ごして下さいね!!!

みなさん、「キシリトール」という言葉を一度は耳にされたことがあるかと思いますが、実際にどのような効果があるのかご存知ですか??

実は、キシリトールは砂糖と同じ甘さを持つ、”代用甘味料”の1つなのですが、虫歯を予防する4つもの効果があるのです😳

今回は、歯科分野で用いる「キシリトール」について少しお話させていただきます。

まず、キシリトールとはシラカバやカシを原料

に作られる天然素材の甘味料で、普段私たちが食べているイチゴ、ラズベリー等の果物、レタス、ホウレンソウ、カリフラワー等の野菜などにも含まれています。体内の中でも生産されています。

甘さは砂糖と同じなのに、カロリーは25%も低め、インシュリンに依存しないので糖尿病の方でも大丈夫な甘味料です!!!

①甘いのにむし歯にならない!!

そもそも、むし歯はなぜできるのでしょうか??

実は食べ物に含まれている”糖分”をむし歯菌が餌にして、酸を出し、歯が溶けることによりむし歯になってしまうのです😱

ですが、”キシリトール”は甘くて美味しいにもかかわらず、むし歯菌が餌にしても全く酸を出さないため、

どんなに食べてもむし歯にならないのです!!

 

①むし歯菌を弱らせる!

先程もお話したように、むし歯菌はキシリトールを餌にしても全く酸を出さないのですが、

むし歯菌はどんどんキシリトールを取り込んでいきます。

そのため、長期間キシリトールを摂取していると、むし歯菌がだんだんと弱っていき、むし歯になりにくいお口にしていくことができます!!

 

③唾液がたくさん出る!

キシリトールを食べると、甘みを感じたくさん唾液が出ます!

唾液にはむし歯菌を洗い流す効果があるので、むし歯になりにくい状態にすることができます!!

 

④丈夫な歯になる!

先程もお話したように、お食事を摂る度に少しずつ酸により、歯からカルシウムなどのミネラルが溶けだしてしまいます…。

ですが、キシリトールには歯から溶け出したカルシウムを歯に戻して、歯を補修するような効果があります!

また、同時に歯に汚れが付きにくい状態にもなるため、むし歯になりにくい丈夫な歯にすることができます!!

 

この4つの効果により、キシリトールは美味しく虫歯予防をすることができます😊🌼

◎食べるタイミング

プラークを落としやすくするには歯磨き前が、丈夫な歯になる為には歯磨き後が効果的ですが、歯磨きの後に甘いものを摂ることに抵抗がある場合は、歯磨き前に噛んでも大丈夫です!!

また、唾液の分泌が減るおやすみ前に噛むことも、むし歯予防には効果的なのです☀️

キシリトールガム・タブレットは食品ですから、回数やタイミングはあまり気にせず、何かを食べたら噛む、というように、無理なくできる方法で、習慣にすると良いと思います☺️

ですが、少しでもお砂糖が含まれていると、むし歯の原因になってしまうため、キシリトールのお菓子やガムを選ばれる際には、必ずキシリトールが必ず100%のものをお選び下さい!!

100%キシリトールガムを1日3回食べたとして、プラークが減るのは、1~2週間後です。3ヶ月続ける事で、むし歯になりにくい状態になります😳

ですが!!キシリトールを摂取すれば虫歯にならないわけでも、虫歯が治るわけでもありません。

虫歯にならないようにするために一番大切なことは毎日のブラッシングをしっかりとすること。そして歯科医院での定期的な検診です🌱

規則正しい生活を心がけましょう✨