口腔ケアで誤嚥性肺炎の予防

みなさんこんにちは!仙台市にあるおろしまち歯科医院歯科衛生士の山道です☺️

 

みなさんは誤嚥性肺炎って知ってますか??

誤嚥性肺炎とは☝️

食べ物や唾液などが誤って気道内に入ってしまい口腔内の細菌により発症する肺炎のことを指します。

誤嚥性肺炎の発症には、飲み込みに関係する機能が低下している嚥下機能障害ことが背景にあります。

そして肺炎は、近年日本人の死亡原因第3位という高い割合を占めています🤔

誤嚥性肺炎を発症すると熱、咳、痰の三兆項も現れます。

要介護高齢者の直接的死亡原因としては

1位「肺炎」

2位「感染症」

3位「心不全」

1位の肺炎に関しては口腔ケアを実施した人と実施しなかった人を比べると、肺炎の発生率は40%減少させる効果があると言われています。

誤嚥性肺炎のメカニズムを考えた時に、さまざまな口腔ケアの予防効果が期待できます✨

①器質的口腔ケアにより、口腔と咽頭の細菌数が減少する。

口腔ケアを実施した場合では、総細菌数は調査期間中減少し続け5ヶ月目には開始前の約10分の1になったというデータもあります。

②継続した口腔ケアによって、要介護高齢者の嚥下するまでの時間が短縮し、誤嚥の予防に繋がる。

口腔ケアによって嚥下反射の促す物質であるサブスタンスの増加と嚥下するまでの時間の短縮が認められた。

③機能的口腔ケアによって、舌や口唇などの口腔機能改善し、食べる量が増え、栄養状態の改善が図られる。これにより、免疫説の向上に繋がる。

老人ホームでは、潜在的に低栄養素の人が、30~40%前後いると言われています。その多くが口腔の機能に問題がある事が、最近の研究で示唆されています。

介護予防の取り組みのひとつとして、歯科医師や歯科衛生士が口腔機能の定価を起こしつつある人に対し、義歯を調整することなどにより口腔機能を引き出し、栄養状態が改善するということが、明らかになってきました。

 

口腔ケアの大切さがわかって頂けたでしょうか???

口の中を綺麗に保つことにより全身的な健康にも繋がっていくのです。

そのためには毎日の歯磨きをしっかりと行い、定期的な検診で歯の磨き方の指導や自分では取り切れていない磨き残しや歯石取りがとても重要になってきます。

 

そして、口の中の菌は体調によっても増えたり減ったり菌の種類も変わったりするので歯磨きの他にも体調管理をして免疫力を付けることも大切です。

誤嚥性肺炎の原因にもなる目には見えないお口の中の菌、おろしまち歯科医院ではお口の中のプラークを少しだけ採取して顕微鏡で今いる菌を見ることも出来ますのでお気軽にご相談ください😉