みなさんこんにちは!
仙台市若林区おろしまち歯科医院の柴田です。
最近は、暖かい日が続いていてそろそろ春が近づいてきていますね🌸
寒いのは苦手なのでこのまま暖かい日が続けばいいなぁと思います🙏
今回のブログは、歯周病についてお話しさせていただきます!
そもそも歯周病はとはどんな病気かというと、実は歯周病は、歯の病気ではないんです。
歯周病は歯を支えている歯槽骨(顎の骨)や、歯の周囲組織の病気になります🦷
歯周病は歯周病の原因になる細菌たちによって引き起こされます😈
お口の中には数百~数千億個の細菌がいると言われています。その中で大体20種類程度が歯周病の菌に特定されます!
この、歯周病菌たちは、プラークと呼ばれるお口の中の汚れを絶好の住処にしてどんどん増えていってしまいます。
歯周病の始まりとして、まず歯茎が炎症を起こす『歯肉炎』から始まります。歯茎に炎症が起きて腫れると、歯肉溝と呼ばれる歯と歯茎の溝が深くなります。これがいわゆる歯周ポケットと呼ばれるものです。
歯周ポケットはプラークがたまりやすく、そのうえ汚れが取り除きにくいです。
また、歯周ポケットの奥は酸素が届くにくいため、酸素を嫌う性質のある歯周病菌たちが繁殖しやすい環境になってしまいます😢
そのまま歯肉炎の状態を放置していると、炎症が歯を支えている骨にまで広がり、歯肉炎と呼ばれる段階になります。
進行がどんどん進むと炎症によって歯槽骨が溶けてしまいます、、、。
それによって歯がだんだんと揺れてきて最終的には抜けてしまうのです。
このように歯周病の進行は大きく分けて
歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎
という4つの段階に分けられます。
虫歯と違ってほとんど痛みがないため、気づいた時には歯周病が進んでた、、、ということになることもあるとても怖い病気です。
また、歯周病は歯を失ってしまう最大の原因です。
統計によると、35歳で80%以上の人が歯周病になっています。
ついつい放っておいて歯周病が悪化してしまう前に、日頃から歯周病の予防をぜひ心がけたいです💪
そのためにも、日頃のケアが大切になります。
お家で出来ることとして、毎日のブラッシングがとても大切なことです!
毎日きちんとブラッシングをして丁寧にプラークを取り除いていきましょう。
しかし、なかなか自分の歯磨きの状態を確認するのは難しいので、歯科医院でのブラッシング指導などを受けていきましょう。
その他の対策して、定期的に歯科医院で定期検診をうけ、詳しい検査や、歯石の除去、全体のクリーニングを受けることも大切です。
日常のブラッシングでは落とすことのできない硬くなった歯石や、汚れを落としていきましょう!
また、詳しく検査をうけることで、もし歯周病になっていても早めに発見することができます。
適切な治療とお家でのケアをきちんとすれば、悪化を防いでいくことができます。
もし、最近歯茎の調子が悪いなぁ?も感じる方や、なにかお口の中で気になることがあればいつでもご相談ください😊