口呼吸がお口に及ぼす影響とは?

みなさんこんにちは!

おろしまち歯科医院歯科衛生士の寺岡です。あっという間に気温が下がり、秋🍁🍂の訪れを感じますね。おろしまち歯科医院から見える景色も変わり、紅葉が見えるようになってきました。一気に気温が下がったため衣替えが追いついていない状態です。一日の間で気温差が激しいです。出かける際は気をつけましょう!

気温差が激しい季節といえば、風邪やインフルエンザが流行ってきました。風邪をひくと鼻水🤧が出て鼻で呼吸することが難しく、口で呼吸をすることがあると思います。今回は口呼吸がお口の中に及ぼす影響についてお話していきたいと思います。

口呼吸の影響

①唾液量の減少による菌の増加

唾液には、自浄作用・抗菌作用・緩衝作用・

再石灰化作用・消化作用・保護潤滑作用

があります。

・自浄作用(食べかすや歯垢を洗い流し、お口の中を清潔にしてくれる)

・抗菌作用(抗菌成分が細菌の増殖を抑えてくれる)

・緩衝作用(食事などで酸性に傾いたお口の中を中性に戻す力)

・再石灰化作用(酸により溶けかかった歯の表面を修復してくれる)

・消化作用(酵素が食べ物を分解し消化しやすい状態にする)

・保護潤滑作用(粘膜の保護、食べ物をスムーズに飲み込む)

お口がポカーンと空いてる状態ですと、乾いてしまって菌が増殖しやすい状態になってしまいます。そのため虫歯、歯周病のリスクを高めてしまいます。

 

②歯並びの悪化

・舌は本来スポットと言われる、上の前歯のすぐ裏側にある状態が正しいとされています。(右のイラストの紫の部分です)そして上の歯は唇の閉じる力と舌の押す力で正しい位置に生えてきます。口がポカーンと開いてる状態ですと上の歯でなく下の歯に舌が置いてある状態になってしまいます。上顎が成長出来なく反対咬合や、歯列不正になってしまう可能性があります。また唇の力が弱いと前歯が舌に押され出っ歯になってしまいます。

普段からスポットに舌を置く習慣をつけましょう。そのためには鼻呼吸をすることが大事です。耳鼻科にも通院して頂き、鼻炎などの症状を抑えることも大事です。

おろしまち歯科医院では、お子さんの口腔機能が発達しているのかの検査を行っています。【⠀リップル】と言い唇の閉じる力があるかを確認する検査器具です。気になる方はぜひご相談してください!また、普段気をつけれることとして、お子さんが口をポカーンと開けていた場合(鼻炎でない限り)は、お口を閉じて貰ってください。

なにかご不明点がございましたら気軽にご質問ください。皆様のご来院をお待ちしています。