歯科用語:COって?

みなさん、こんにちは!

仙台市若林区おろしまち歯科医院の

衛生士の平野です😊

おろしまち歯科医院の向かいの

欅の紅葉が今見頃で秋を感じる

今日この頃です!✨

秋は過ごしやすく、好きなのですが

野球のシーズンが終わって、

野球ロスと戦っています😭笑

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は歯科用語の「CO」について

お話しします!

COとは要観察歯のことで、

Caries for Observationの略です。

初期病変を疑われる歯です。

小か裂溝の着色や粘性が触知されたり、

歯面の脱灰を疑わせる白濁や

褐色班が認められる場合です。

歯の一部が白くなっていたり、

かむ面のみぞが着色した状態などを

いいます。

COはまだ虫歯ではありません😊!

 

歯に白や茶色い斑点が部分的にあり、

歯磨きをしてもとれない、、

お口の中にそのようなところは

ありませんか?

それが気になり歯科を受診される方も

とても多いです。

それはホワイトスポットや

ブラウンスポットと呼ばれるもの

かもしれません。

このシミ、虫歯と思われる方も

多いと思いますが、虫歯だけでは

なくその他にも原因があります。

このようなホワイトスポットや

ブラウンスポットが出来る原因は、

 

●エナメル質形成不全●

生えて来たときから

そのような状態の場合があります。

エナメル質が作られるときに

構造が正常に作れなかった場合です。

何らかの原因(先行乳歯の虫歯や怪我、

病気や栄養障害)により、

エナメル質の構造が一部きちんと出来ずに、

歯の一部が白く生えてくることがあります。

程度によって茶色くなったり、

エナメル質が一部欠損することもあります。

●齲蝕などによる脱灰と再石灰化●

軽度の虫歯、穴が開く前の段階では

菌の出す酸によって、エナメル質の

リンやカルシウムが抜け出し(脱灰)、

構造が粗になります。

そこだけ白く見えます。

生体には再石灰化という脱灰された部分を

治す働きがありますが、脱灰された部分を

修復していくときに色素が

取り込まれてしまうと、

茶色いシミのようになります。

ホワイトスポット、ブラウンスポットは

虫歯ではないのですぐに削ったりする

必要がない場合がほとんどです。

ですが他のところより

虫歯になりやすいので

念入りなブラッシング、フッ素塗布、

定期検診で虫歯に進行しないように

経過を診ていきます。

また見た目が気になる場合は

改善する方法もあります。

●CR充填●

削ってレジンの材料で

詰めるという方法です。

確実に改善はしますが、

歯を削る必要があります。

●ラミネートベニヤ●

歯の表面全体を一層削り、

セラミック等を貼り付けていく方法です。

付け爪のような形で表面につけます。

 

改善は方法がありますが、

ホワイト・ブラウンスポットの程度や、

メリット・デメリットを

しっかり把握した上で行うことを

おすすめします。

気になる方はご相談ください😊